中小企業のまち大阪は、わが国を代表するものづくりの一大集積地です。
ものづくりにとって、電気の安定供給と設備保全は極めて重要な課題です。
平成16年1月、電気事業法の改正に伴う規制緩和で電気保安業務の指定法人制は廃止され、民間法人の参入が認められました。
そこで協同組合を設立し、組合が組合員の電気保安業務を受託すれば、保守点検費用がさらに安くなるばかりでなく、地域密着型の利点を生かす事で、事故時の対応がより迅速となります。
大阪電気保安協同組合は、「組合員による組合員のための組合」として、法律(中小企業等協同組合法)に基づく全国初の電気保安協同組合であり、保安業務を通じて企業の経営基盤の確立と地域社会への貢献を目的に設立されました。
保守点検業務に際しては、経験豊富なベテラン電気主任技術者を配置し、安心・安全・親切・迅速をモットーに、低コストで高水準の保安サービスの提供を目指しています。
「大阪電気保安協同組合」といいます。法律に基づいた設立で、法人資格を有します。異業種混合・地域密着型の協同組合で、大阪府全域、および隣接県の一定条件を満たした範囲が事業対象エリアとなります。
組合員の委託を、組合が受託しますので、高水準の保守点検を安心して任せていただけます。換言すれば、身内に対する業務遂行となる訳ですから、手抜きなし且つ懇切丁寧なサービスが受けられます。
電気保安業務を請け負う各種「協会」や「株式会社」と異なり、当協同組合は営利が目的ではありませんので、点検費用の低コスト化が可能となります。
組合員はいつでも自由に退会できます。その際、出資金は当然返還されます。
また運営経費および各法定保留金を差し引いたあと事業利益から出資額に応じた配当金が返れいされます。
組合の意思決定は総会決議に基づきます。会計・財務は公開されます。
なお、大規模事業者は組合員になれませんが、賛助会員になることが可能です。